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私は先日長野のアトリエに行ってきたのですが、7年ぶりだとかの大雪で、部屋の中でも0℃くらいになっていました。それにくらべると、東京はとてもあたたかく感じます。
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10月後半〜11月にかけて、栗田紘一郎氏のアートプロジェクトである "Beyond Spheres"のイベントで、NewYork州〜Rhode Island州〜Maine州へと行ってきました。
栗田氏が、今年の3月〜4月のBennington大学でのイベントに続き、Rhode Island州のProvidenceという地区にある、アメリカきっての芸術大学、Rhode Island School of Designにゲストアーティストとして招待され、彼の取り組んでいるアートプロジェクト”Beyond Spheres”を核とした様々なイベントが行われました。
*栗田紘一郎写真展 at Red Eye Gallery, RISD
- Beyond Spheres project でのカロタイプペーパーネガからのアルブメン、ソルトプリント、
“地水気””Perceiving”シリーズからの大型プラチナプリント展
*ICP (International Center of Photography)のキュレーターであるEd Earle氏とのアーティストトーク
at Museum of Art, RISD & Red Eye Gallery
*同時期にRISDアート美術館での展示
”America in View: Landscape Photography from 1865 to Now” 9/21~1/13, 2013に、
”Perceiving” の作品が参加
*文学部、哲学部との合同レクチュアー
ソローの自然哲学、今西錦司の棲み分け論等について
*オルターナテイブ プリント デモンストレーション
*アルブメンプリントワークショップ等々
栗田氏の作品に、生徒さんがとても熱心に引き込まれているのが、私的には非常に興味深かったです。
アートを志す若い世代のこころに、種をまくことができたのではないでしょうか。
また、Maine州では、森のなかのダークルームにて、カロタイプの撮影をしました。
そちらは、また追ってご報告します!
つづく
昨夜はすこし大きめの地震もありましたし、自然の脅威を思い知らされる日々です。
栗田紘一郎氏の" Beyond Spheres "展がはじまりました。
オープニングレセプション、トークショーにはたくさんの方々にお越しいただき、本当にありがとうございました。
トークショーでは、栗田氏より、ヘンリー・D・ソローのことはもちろん、今西錦司氏の「棲み分け」のお話がでました。猿渡紀代子さんは銅版画家の長谷川潔氏について、栗田氏の共通点といった観点から、とても貴重で興味深いお話をしてくださいました。
私自身もよく思いますが、山や森に入ると、五感が研ぎすまされ、第六感のようなものを感じることが多々あります。それはコンピュータや携帯電話などに囲まれた日常生活ではなかなか感じることができず、その感覚は退化していくように感じます。しかし、その感覚こそが本来人間が持っていた、とても大切なものであると思います。
栗田氏は、「まず、“気づく”ということが、第一歩」と言います。
昨年から私たちの身にふりかかった様々な事象には、すべて、これまで現実としてあったものでありながら、目を背けていたり、知らないふりをしていたものも多くあるように思います。
行動を起こすということはたいへん難しいことかもしれません。
しかし、行動の前に気づく、ということ、これがすべての始まりだと思います。
そういうことを、栗田氏のフォトグラフは静かに、雄弁に語っているように思えます。
そして、五感を研ぎすましてくれるような感覚までも。
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今回の展示は、二ヶ所での当時開催です。
・フォトスフィア・ギャラリー(渋谷区松濤/月・火曜定休、水〜日曜 13:00ー18:30)
では、カロタイプ(紙ネガ)による大型アルビューメンプリント
・和田画郎(中央区八重洲/月曜定休、火〜日曜 13:00ー19:00)
では、"Perceiving"より、大型プラチナプリント
の展示です。
それぞれ異なる作品になりますので、ぜひ両ギャラリーともご高覧いただければ幸いです。
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また、"Beyond Spheres"プロジェクトのためのサポートのお願いです。
今回の展示に際しまして、栗田氏のブラッシュストローク(刷毛目)プラチナプリントのシリーズを、特別価格にて販売いたします。
通常7枚組のボックスセットですが、特別に1枚からご購入いただけます。
価格は、1作品31,500円となります。
みなさまのサポート、心よりお待ちいたしております。
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" Beyond Spheres "とは
経済、環境など世界が混迷を極める中、ヘンリーDソロー(アメリカの文学者、自然思想家)の自然哲学を体感し"自然と人間との関係" を今一度考えようというコンセプトの基、ソローの歩いた森、山野をトレースし、当時の写真術であるカロタイプ(ペーパーネガ)で撮影し、ソルトプリント,アルブメンプリントで作品創作を行うフォトツアー。同時にアートや自然環境のフォーラム、展示、写真ワークショップなどを開催。今までAudubon Society(NY), Waterfall Arts(ME), Bennington College(VT), などとコラボレーションし、今後もRHODE ISLAND SCHOOL of DESIGN(RI),University of Mein(ME)などとのプロジェクトが予定されている。
東京の桜も散り、今はうつくしい葉桜と姿を変え、また私たちを楽しませてくれています。
満開の桜も素敵ですが、散っていくさまもまたすばらしいものです。この感覚こそが日本人だなあと思う春です。
NYから栗田紘一郎さんのアートプロジェクトのニュースです。
私もバーモント州にあるベニントン大学でのイベントに参加することができ、とてもすばらしい時間を過ごさせていただきました。
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栗田紘一郎のBeyond Spheres Project 最新のニュースです。
【Beyond Spheres Project】は、New York Foundation for the Arts のスポンサーのもと、2011年から活動を始めています。
ヘンリー・D・ソローの自然哲学 “自然と人間の関係” を考察しながら、ソローと同時代の写真術、カロタイプ(ウィリアム・ヘンリーフォックス・タルボットが発明したペーパーネガ)で自然を通して太陽光を写真の中に取り込んで行きます。
またそのネガを使ってソルトプリントやアルブメンプリントで作品を作って行くフォトアートプロジェクトです。
その場にある太陽の光を時間の中に凝縮し、写真という光の絵(Light Sensibility Photograph)を描いて行きます。
Beyond Spheresはこれまで、
●Waterfall Arts
(作品展示、ICP キュレーター Ed Earle氏とのトーク等)
●Audubon Society
(作品展示、”Art & Forest ” と銘うったイベント等)
●Bennington College
(作品展示、ワークショップ、レクチュアー等)
とコラボレーションをしてきました。
Bennington Collegeの後は、5月25日〜6月16日の日程で、
FOTOSPHERE TOKYO
和田画廊で同時に写真展をします。
今年の秋はRhode Island of School of Design(RI州)でイベント予定です。
The exhibition: "Koichiro Kurita / Meditation on Thoreau" at the Bennington College
"地・水・気”シリーズからと、新作であるカロタイプでの作品群。
とても広いスペースに他の追随を許さない大型プラチナパラディウムプリント、そして完成度の極めて高いカロタイプネガからのアルブメンプリント。すべてが美しく孤高。目の前に表現されているものだけではない、そのすべての背景までを見ることができます。それは壮絶さであったり凄みであったり。私はそういうものがある作品こそ、ファインアートと呼ばれてしかるべきなものだと思っています。
栗田氏はアメリカにおいて、他のアーティスト達から”アーティスト オブ アーティスト”と呼ばれ、年齢とともにどんどん進化し、常にチャレンジを怠ることがありません。
私にとって数少ない尊敬するアーティストの一人であり、彼の作品に触れると、同時代に生きているということ、同じ日本人であること、を私は誇りに思うことができます。
そして私たちの世代にかかっているものはとても大きい、と。
5月末より東京でも展示がありますので、みなさまお楽しみに!
平竜二個展のインフォメーションをいただきました〜★
モロッコ・・いってみたいです。
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平 竜二 個展 「Printemps japonais」をGalerie 127(マラケシュ、モロッコ)にて開催致します
(プラチナパラジウムプリント)
生命の本質という根源的な主題を「心の奥底にある確かに見えるものを映し出す」写真と言う描写法を通じて表現する平竜二。
雁皮にプラチナプリントを施す事で半永久的な存在へ昇華されたその作品群は、主にアメリカを拠点に展開され、国内外の多数のアワードを受賞、多くのパブリックコレクション入りを果たしてきた。
昨年末に行われたfotofever(Paris, France)への出展をきっかけに交流を育んできたGalerie 127(Marrakech, Morocco)の協力の下、平竜二の「ワールドツアー第一弾」となる展覧会をGalerie 127にて開催。
2004年NYを皮切りに発表された「Vicissitudes」シリーズは、“存在“の本質と連続性の概念を、丹念に育ませた種子や花木の姿の中に、やつしの美の輪郭をもって表現している。それは例えれば、大きな「山」を全体から捉えた作品である。
そして「Bright Shadows」シリーズではその「山」の奥に深く分け入り、平の光と影に対する考え方を用いて、“時間"と"空間“、“存在"と自身のルーツとの関係を表現している。
開催期間: 2012 年3 月2 日(金)~ 4 月14 日(土)
(*日・月曜休廊)
開催時間: 15時 ~ 19時
オープニング・パーティー:2012年3月2日(金)18時半~
開催場所: Galerie 127
127, avenue Mohammed V, 2eme etage, 40000, Marrakech, Morocco